54│2020年12月27日 降誕01 東方の学者たち

週    句

言葉は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。
ヨハネの福音書1:14a
説  教  「東方の学者たち」

東方の学者たち
イザヤ60:1~6、エフェ3:2~12、マタイ2:1~12、詩編27:1~6。
「国々はあなたを照らす光に向かい/王たちは射し出でるその輝きに向かって歩む」(イザヤ60:3)。イエスの降誕は第一義的にはイスラエルの救いのためでしたが、その初めから全ての者に開かれていました。イスラエルも含めて、「救いに値する」という自信も無い者全てにです。
天に輝く星は、その下にいる者全てを照らします。イエス誕生を知らせる星は全ての人の上に輝いていますが、その光に気づく者はいませんでした。毎日、星を見ていた占星術の学者たちを除いて。彼らはいつも星を見ていたので、わずかな変化に気づくことができたのでしょう。しかし彼らは「東の方」から来た異邦人でした。救いの外側に置かれている異邦人が最初に気づく。これもまた逆説的です。「わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」(マタイ2:2)学者たちもまた、インマヌエルの神と共に歩むために一歩を踏み出しました。
「彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった」(マタイ2:9)。星に気づいたばかりでなく、異邦人の彼らがエルサレムの人々よりも先に救い主と出会います。「異邦人が……わたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となる」(エフェソ3:6)世界の始まりです。救いを独占することなく、全ての者と分ち合う世界の始まりです。
私たちも今、その世界に生きています。クリスマスの出来事を通して救いを繰り返し体験しています。そして、私たちの上にも星は輝いています。「主はわたしの光、わたしの救い」(詩編27:1)。救いを知った私たちは、その輝きをこの世に示していく道、「全てのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画」(エフェソ3:9)を世に証ししていく道へと招かれているのです。
「礼拝と音楽」より